スティービーワンダーの名盤(アルバム)と名曲ランキングTOP20!

スティービーワンダーの名盤

今なお様々な場面で私たちを楽しませてくれる、スティービーワンダーの名曲たち。思わず心が弾み、口ずさんでしまいたくなるような楽曲の数々を生み出した彼は、一体どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

この記事ではそんなスティービーワンダーの人気曲・おすすめ曲、代表曲をYoutubeの再生回数や音楽のランキングサイトの順位、おすすめ度などを参考にランキング形式で紹介しています。

時間がない方でも人気曲がサクッとわかる内容になっており、アーティストについて(経歴・出身・どんな人か)も紹介しているので、音楽だけでなく人物像についても知りたいという方にもおすすめの記事になっています。

スティービーワンダー(Stevie Wonder)は天才?スティービーワンダーの凄さとは?

19505月、スティービーワンダーこと、ステヴランド・ハーダウェイ・モーリスは、アメリカミシガン州サギノーに生を受けます。早産で生まれた彼は、生まれてすぐ保育器内での過量酸素が原因で目が見えなくなります。

母親とデトロイト移住後、音楽の才能を早くから発揮し始めた彼は11歳の時にモータウンのTamlaレーベルと契約。以降ずっとモータウン一筋のミュージシャンとしてキャリアを歩んでいくこととなります。

12歳の頃、モータウン・レビューの一員として全米をツアー。その際の演奏が、「Recorded Live: The 12 Year Old Genius」としてリリースされ、これがビルボード 2001位を記録。一緒にシングルカットされた「Fingertips – Part 1 & 2」もビルボードホット1001位となり、史上最年少の1位記録を打ち立てました。

早熟の天才スティービーの才能は、その後も歴史に残る名曲、名演を繰り広げます。

70年にモータウンから自作のプロデュース権を獲得した後は、誕生したばかりのモーグ・シンセサイザーを駆使し、あらゆる楽器を自分で演奏するスタイルを確立します。

クラビネット(電気ピアノ)を響かせた、革新的な作品「迷信」を初め、彼の楽曲は従来の音楽にはなかったような、楽しいサウンドを世に送り出すようになります。彼の作品は、そのまま新しいソウル、R&B、ファンクといったダンスミュージックの進化と言っても過言ではありません。

その後も、「可愛いアイシャ」、「愛するデューク」、「心の愛」といった、今日も頻繁に耳にするような名作ポップナンバーを発表し続け、現在までで30曲以上のアメリカトップ10楽曲、計22部門でのグラミー賞など、最も受賞回数の多い男性ソロ・シンガーとして、ポップミュージック史に、唯一無二の影響を与えています。

73年に交通事故を経験して以来、慈善活動や平和活動にも尽力するようになり、南アフリカのアパルトヘイト政策への異議や、公民権運動指導者のマーティン・ルーサー・キング牧師を讃える意志も示しています。85年のUSAフォー・アフリカにおける「ウィ・アー・ザ・ワールド」の名ボーカルが印象深い方も多いと思います。また目の見えない人々への支援活動も数多く行っています。

さらに、共演したアーテイストは数知れず。ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ジェフ・ベック、マイケル・ジャクソン、プリンス、ビーチボーイズ、アリアナ・グランデ、中島みゆきなどなど、錚々たる面々との共同作品があります。

このように、彼の音楽が後世へ与えた影響は計り知れません。

スティーヴィー・ワンダーの音楽の特徴は?

今でこそ「スタンダードナンバー」に聞こえる彼の楽曲ですが、発表当時は70年代以降の音楽を進化させるほどの影響力がありました。

特徴の第一は、作品の「音」にあります。

開発されたばかりの電子ピアノやシンセサイザーに感銘を受けた彼は、それらを駆使し、従来にはないような独特の音色、グルーブ、サウンドを展開します。それは時に跳ねまわりたくなるほどユーモラスであったり、一方で心揺さぶられるようなバラードであったり、新鮮でありながら、同時に魂に響く音像です。

それに加えてマルチプレーヤーの彼は、ハーモニカ、ドラム、ベースなどもプレイし、様々な楽曲を数々生み出しました。取り入れたジャンルを挙げるならば、ジャズ、クロスオーバー、フュージョン、レゲエ、ファンクなど、まさに彼にしか生み出せないような独自の音楽を奏でています。

そしてその演奏にのる美しく、明るく、楽しいボーカル。時代によって声色に深化を加えながらも、優しい彼の歌は、誰もの心を癒す包容力があります。

スティービーワンダー(Stevie Wonder)の名盤(アルバム)TOP3は?

それでは彼の数多くのアルバム作品の中から、特におすすめの名盤TOP3を紹介します。

1位:「キー・オブ・ライフ」Songs in the Key of Life

76年に発表された名盤中の名盤。18枚目のアルバムです。

ビルボードチャートで、13週連続1位を獲得するほどのセールスも収めているこの作品は、LPレコード2枚と「A Something’s Extra」と題された4曲入りEPの組み合わせで発表されました(CDでは2枚に全曲を収録する形となっています。)

「愛するデューク」「可愛いアイシャ」といった今でも色褪せないポップナンバーから、「回想」 「永遠の誓い」といった彼を代表する名作まで、名曲ばかりを詰め込んだ大名盤です。

その演奏は時に激しく、また時に優しく、美しく、時代を超えて人々に音楽の楽しみを与えています。

彼が作り上げた、新しくも、親しみの沸く作品が所狭しと収められた、ポップ音楽史に燦然と輝く作品です。

2位「トーキング・ブック」Talking Book

72年発売の、15枚目の作品。

「迷信」「サンシャイン」のシングル作品2曲が、全米1位を獲得しました。アルバムも全米チャートで3位を記録しています。

サウンド、音色、ビートは従来の音楽の枠を超え、その音楽性の進化が世に衝撃を与えました。スティービーの初期の傑作アルバムと言えます。弱冠22歳。

クラビネットやシンセサイザーの響きはまさに革新的で、その代名詞的作品「迷信」はセールスだけでなく、音楽史に与えた影響も絶大な、最高にファンキーなナンバーです。

スティービーが単なるシンガーではなく、計り知れない創造性を持ったクリエイターであることを決定づけた歴史的名盤と言えます。

3位:「インナーヴィジョンズ」Innervisions

73年に発売された、彼の16枚目のアルバムです。

グラミー賞の最優秀アルバム部門・最優秀録音部門をダブルで獲得するほどの名作。

「ハイアー・グラウンド」「汚れた街」「くよくよするなよ」といった名曲がシングルカットされています。

スティービー自身がすべての楽器をプレイした楽曲も多く、そのマルチプレーヤーぶりが発揮されています。

「内なる視覚」と題されたタイトル通り、彼が自らの手、魂で作り上げた作品には、彼にしか表現できない魅力があふれています。アルバム全体を通したファンキーな雰囲気と温かさが印象的な1枚。

アルバムセールスも全米チャート4位、R&Bチャートでは1位を記録しています。

スティーヴィーワンダーの名曲ランキングTOP20!

それでは天才スティービーワンダーの残した名曲の数々を聴いていきましょう!

順位 タイトル YouTube再生回数 iTunesランキング おすすめ
1位 迷信 / Superstition 1.5億再生 2位 ★★★★★
2位 STOP TRYING TO BE GOD 7740万再生 1位 ★★★★
3位 可愛いアイシャ / Isn’t She Lovely 2648万再生 3位 ★★★★★
4位 パートタイム・ラヴァー / Part-Time Lover 6662万再生 10位以下 ★★★★★
5位 As 2033万再生 9位 ★★★★★
6位 愛するデューク / Sir Duke 24万再生 4位 ★★★★
7位 心の愛 / I Just Called To Say I Love You 132万再生 7位 ★★★★★
8位 I Wish 1662万再生 10位以下 ★★★★★
9位 For Once in My Life 1025万再生 10位以下 ★★★★
10位 サンシャイン / You Are the Sunshine of My Life 987万再生 10位以下 ★★★★
11位 My Cherie Amour 873万再生 10位 ★★★★
12位 Someday at Christmas 718万再生 5位 ★★★★
13位 Signed,Sealed,Delivered 612万再生 6位 ★★★
14位 くよくよするなよ! / Don’t You Worry ‘bout a Thing 522万再生 10位以下 ★★★
15位 オーヴァージョイド / Overjoyed 492万再生 10位以下 ★★★★
16位 ハイアー・グラウンド / Higher Ground 103万再生 10位以下 ★★★
17位 What Cristmas Means to Me 17万再生 8位 ★★★
18位 やさしく笑って / Smile Please 18万再生 10位以下 ★★★
19位 フィール・ザ・ファイア / To Feel The Fire 6.7万再生 10位以下 ★★★★
20位 今はひとりぼっち / Summer Soft 3517再生 10位以下 ★★★

1位:迷信 / Superstition

再生回数 1.5億再生
AMランキング 2位
おすすめ ★★★★★

72年発表。アルバム「トーキング・ブック」に収録された、彼の天才ぶりがいかんなく発揮された歴史的ナンバー!全米チャート1位を獲得しています。

元々は、セッションに参加してくれた鬼才ギタリスト、ジェフベックへ書かれた作品ではありましたが、スティービー自身が先にリリースすることとなりました。

電子ピアノのクラビネットで奏でられる最高にファンキーなグルーブは、当時まだあまり認識されていなかったこの音色とも合わさり、大変センセーショナルな作品として、音楽界を驚かせました。自身がプレイするドラムとも合わさり、このリズム感、たまりません!

歌詞は、もろもろの「迷信」を怖がる娘に着想を得て書かれたそうです。

2位:STOP TRYING TO BE GOD

再生回数 7740万再生
AMランキング 1位
おすすめ ★★★★

こちらは、スティービーワンダーはハーモニカで参加しているようですが、基本的にはTravis Scottの曲です。
2018年に発売された、アメリカのカリスマラッパー、トラヴィススコットのナンバー。アルバム「アストロワールド」に収録されています。

ゲストも豪華で、ボーカルに、ジェイムス・ブレイク、キッド・カディ。そしてハーモニカをプレイするのがスティービーワンダーです。

曲後半で、縦横無尽に演奏されるスティービーのプレイは、あらゆる世代、あらゆるミュージシャンに影響を与える彼の存在感が、表れているかのようです。

3位:可愛いアイシャ / Isn’t She Lovely

再生回数 2648万再生
AMランキング 3位
おすすめ ★★★★★

76年の名作アルバム「キー・オブ・ライフ」に収録された、今日でもよく耳にするこのナンバー。96年にベストアルバムが発売される際に改めてシングルカットされました。

邦題のアイシャはスティービーの愛娘。この曲も彼女の誕生祝いに書かれたものです。アルバム収録バージョンにはアイシャの泣き声や、彼女とスティービーのやり取りも聞こえてきます。

愛にあふれたこの楽しいナンバーは、日本でもホンダの車や、午後の紅茶のCMでも使われ、親しまれています。

4位:パートタイム・ラヴァー / Part-Time Lover

再生回数 6662万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★★

85年発表。アルバム「イン・スクエア・サークル」の第一弾シングルとして発売されました。

ビルボードホット100R&Bチャート、アダルト・コンテンポラリー・チャート、ダンス・チャートで1位を総なめした、人気のナンバーです。

「パートタイム・ラヴァー」とは、浮気相手のことを指します。浮気のスリルを楽しんでいたら、結局自分も浮気されてた、というオチで終わる歌詞。

アダルトな雰囲気も漂うダンスミュージックに仕上がっており、日本ではスティービー本人が出演したカセットテープのCMでも使用されました。

5位:As

再生回数 2033万再生
AMランキング 9位
おすすめ ★★★★★

こちらも76年「キー・オブ・ライフ」より。

7分を超えるこちらの大作は、その歌詞と音楽の構成も秀逸です。

『地球が太陽の周りを周回しているように』のようなas~で始まるパートの後、『8××8が4になる日まで』といったUntil~のパートがファンキーに展開されます。

いずれの場合も「永遠に愛しているよ」という歌詞。邦題は「永遠の誓い」です。

6位: 愛するデューク / Sir Duke

再生回数 24万再生
AMランキング 4位
おすすめ ★★★★

名盤「キー・オブ・ライフ」より。アルバム発売翌年にはシングルカットもされ、全米シングルチャートで1位を獲得しています。

タイトルのデュークは、ジャズの名ピアニスト、デューク・エリントン。発表の2年前に亡くなった彼へ捧げた作品で、スティービー自身も彼から大きな影響を受けていました。

歌詞にはグレン・ミラー、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、カウント・ベイシーといった伝説的ジャズマンたちも描かれています。

最初から最後まで心躍るこのナンバー。特に間奏部分の、ホーンセクションによるユニゾンプレイは最高です!!

7位:心の愛 / I Just Called To Say I Love You

再生回数 132万再生
AMランキング 7位
おすすめ ★★★★★

映画「ウーマン・イン・レッド」のサウンドトラックに使用され、アカデミー歌曲賞とゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞した人気作品です。

スティービーと言えばこの曲、と思う人も多いと思います。

シングルとしても、ビルボードホット100の他、R&Bチャート、アダルト・コンテンポラリー・チャートの3部門で1位と大ヒットしています。

また、イギリスでは、スティービーにとって初の全英シングルチャート1位となった作品でもあります。

日本でも別のバージョンが、スティービー自身が出演したTDKの他、様々なCM等で使用され、すっかりお馴染みとなりました。

この曲にはちょっとした逸話があります。

実はこの作品は、もともとは79年に日本のフォークデュオ、ブレッド&バターへ提供するはずの作品でした。松任谷由実が作詞、細野晴臣が編曲という豪華な布陣での「特別な気持ちで」という作品だったのですが、スティービーサイドが映画の主題歌にするということで、結局録音されずじまいでした(5年後に再レコーディングの上、リリースできました。)

その後、スティービーは自身が発表したこの曲の盗作疑惑で、裁判を起こされてしまいます。その際、ブレッド&バターへ渡していたデモテープが決め手となり、盗作疑惑は晴れ、勝訴することができました。

人気の作品にこんな逸話があったのはご存じでしたか?

8位:I Wish

再生回数 1662万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★★

76年にシングル発売され、アルバム「キー・オブ・ライフ」にも収録されています。全米チャート、およびソウルシングルチャートで1位を獲得しました。

スティービーが子供時代を回想する内容の歌詞のナンバーで、作詞作曲の他、プロデュースもスティービー自身となっています。

ファンキーなリフの上で決して飽きさせないスティービーの歌唱力も見事です!

9位:For Once in My Life

再生回数 1025万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

68年発売の、同名タイトルのアルバムに収録されたナンバーで、アメリカで2位、イギリスでは3位のヒットを記録しています。

63年の「フィンガーティップス」から72年の「迷信」の大ヒットまでの間の最大のヒット作と言えます。

作曲は「愛はかげろうのように」などで有名な、ロン・ミラー。

スティービーの他にも多くのミュージシャンが歌っていますが、スティービーは元々バラードのこの作品を軽快にアレンジ。楽し気で、アップテンポ、さらにハーモニカの印象的な彼のバージョンは特に有名になりました。

10位:サンシャイン / You Are the Sunshine of My Life

再生回数 987万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

72年の名盤「トーキング・ブック」より。翌年シングル化もされ、ビルボードホット100とアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得しています。

当時の妻、シリータ・ライトに捧げられたラブソングで、彼の美しい歌声は、グラミー賞において最優秀男性ポップ・ボーカル賞を獲得しています。

11位:My Cherie Amour

再生回数 873万再生
AMランキング 10位
おすすめ ★★★★

69年発表。スティービーがガールフレンドについて歌った作品ですが、ビートルズの「ミッシェル」に影響を受けているそうです。

モータウンとしては、似すぎということで、この曲をB面としたそうですが、今日でも愛される代表ナンバーの一つとなりました。

同名のアルバムも発売され、「For Once in My Life」と並び、「迷信」以前の彼の大ヒットナンバーとして今も愛されています。

その他:スティーヴィーワンダーについて

スティービーワンダーの魅力は、有名楽曲だけではなく、CM使用曲、共演作など、様々な作品で感じることができます。

ここではそのような作品も含めていくつか紹介したいと思います。

スティーヴィーワンダーのバラードの名曲といえば?

数えきれないほどの名バラードを世に送り出したスティービーワンダーですが、超王道は周知の作品ばかりと思いますので、ここでは彼の86年の名曲「オーヴァージョイド」を紹介したいと思います。

この曲はセールスもトップ40以内を6週間記録したほか、アダルト・コテンポラリー・チャートでは8週連続で1位となっています。

元々は、79年のアルバム「シークレット・ライフ」の頃の作品ですが、再録音の上、85年のアルバム「イン・スクエア・サークル」に収録されました。

彼の美しいボーカルやメロディラインも魅力的な作品ですが、曲の中には鳥の声や、小川のせせらぎ、風の音や虫の鳴き声などの環境音が、シンセサイザーを駆使して加えられており、より一層美しさを高めています。

日本でもテレビCMで使用され人気となった、大変美しい名バラードです。

スティービーワンダーの隠れた名曲といえば?

色々と紹介してきたように、テレビCMや挿入歌などで、日本人にもなじみの深い曲が多いスティービーワンダー。ここでは特に日本で有名な隠れた名曲、「フィール・ザ・ファイア」を紹介します。

ご存知、缶コーヒー「FIRE」のCMに使用されたこの曲は、この商品のために書き下ろされたため、海外ではさほど有名ではありませんが日本人には印象的なナンバーとして記憶されていると思います。この曲からスティービーを知ったという若いリスナーも多いのではないでしょうか。

スティービーらしい優しい歌声と演奏、そして『僕を温めてくれる炎が必要だ』という歌詞。商品を意図して作られた作品でありながら、さすがの完成度です。多くのカバーバージョンも存在しています。

スティービーワンダーのノリのいい曲といえば?

スティービーの作品でノリのいい1曲を選ぶのは至難の業ですよね。可愛いアイシャ?愛するデューク?心の愛?やっぱり迷信?様々な声が聞こえてきそうですが、ここでは彼の共演作の名曲を紹介します。

「エボニー・アンド・アイボリー」は、82年に元ビートルズ、ポール・マッカートニーとスティーヴィー・ワンダーが共演した作品です。

カリスマ二人の「夢の共演」により生まれたこの作品も、期待通りの名作に仕上がっており、ビルボードチャートではしっかり1位を獲得しています。

デュエットで歌われる歌詞は、「ピアノの黒鍵(Ebony)と白鍵(Ivory)が一つのハーモニーを奏でるように、白人と黒人、人類みんなで調和しよう」という平和的なメッセージが込められています。

ポールのツアーの際、客席にいたスティービーが一緒にデュエットを披露した、ということもありました。

優しく楽しいこのナンバー、二人の良さが存分に活きています。是非聴いてみてください。

スティービーワンダーの現在は?

さて、長いキャリアを誇るスティービーワンダーですが、近年もたびたび話題になっています。

政治活動も積極的に行っており、オバマ大統領が就任した際は就任式のイベントで演奏を披露しました。

2019年には腎臓の移植手術を受けるために、ライブ活動の休止を発表し、ファンを心配させることもありましたが、その後、復活。

2020年には、60年所属したモータウンから移籍し、ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下のリパブリック・レコードから自身の新レーベル、So What the Fuss Musicを立ち上げたという、ビックリのニュースもありました。(モータウンとの関係は続くと、彼は語っています。)

そのレーベルから、新曲も発表し、人種間の問題や、新型コロナなど混迷の時代に、新たなメッセージを発信し続けています。

そんな今も歩みを止めない生きる伝説、スティービーワンダー。

彼の名曲は時に優しく感動的に、そして時に底抜けに明るく、これからもずっと私たちを楽しませてくれることでしょう。

参考文献

スティーヴィー・ワンダー、腎臓移植手術のためライブ活動を休止へ | Daily News | Billboard JAPAN (billboard-japan.com)

スティーヴィー・ワンダー、約60年所属したモータウンから移籍。 | Vogue Japan

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