Florence&The Machineの名曲ランキングTOP10【最新】

FlorenceThe-Machine-(フローレンス-アンド-ザ-マシーン)

今回はイギリスのミュージシャンであるフローレンス・ウェルチを中心に結成されたバンド、Florence&The Machine(フローレンス・アンド・ザ・マシーン)およびバンドの代表曲についてご紹介していきます。
ロックやソウルだけでなく、様々なジャンルを組み合わせたバンドの曲をご紹介していきますので、今回の記事を読んで興味を持たれた方はぜひとも彼女たちのサウンドを一度聞いてみてください。

Florence&The Machine(フローレンス アンド ザ マシーン)とは

フローレンス・アンド・ザ・マシーンはフローレンス・ウェルチをメインボーカルに迎え、様々なミュージシャンがバックで彼女をサポートしているバンドです。
バンドは2009年に‘’Lungs‘’というアルバムを発表しましたが、全英アルバムチャートで5週連続2位を記録した後、翌2010年にはアルバムチャートの首位を獲得しました。また、アルバムに収録されたヒット曲に‘’Rabbit Heart (Raise It Up)‘’があります。なお、この年には第53回グラミー賞で新人賞にノミネートされています。
2011年にはセカンドアルバム’’Ceremonials’’をリリースし、英国で1位、米国で6位でチャートに登場しました。
その後も、2015年にはサードアルバム”How Big, How Blue, How Beautiful”をリリース、アルバムは全米で初の1位を獲得しただけでなく、グラストンベリーフェスティバルのヘッドライナーとしても活躍しました。
2018年には4枚目のアルバム”High as Hope”を発表し、ここでもフローレンス・ウェルチの歌声によるソウルとロックの融合されたウンドを聞くことができます。

名前の由来やメンバーについて、出身、経歴について

フローレンス・アンド・ザ・マシーンのバンド名の由来ですが、フローレンス・ウェルチが友人と曲を作っていた時に、友人をイザベラ・マシーンと呼び、自身はフローレンス・ロボットと呼ばれていました。
そこから自身のバンドを”Florence Robot is a Machine “と呼んでいたのですが、名前があまりにも長いためにフローレンス・アンド・ザ・マシーンと名乗るようになりました。なお、バンド名のマシーンはフローレンス・ウェルチのバックバンドのことです。
メンバーの中心となるのは、メインボーカルのフローレンス・ウェルチです。彼女はロンドン大学の教授であるアメリカ人の母と広告代理店の重役である父との間に1986年に生まれました。
小さい頃から父親の影響でロックやソウルなどの音楽に親しんできたフローレンス・ウェルチは、ロンドン、キャンバーウェルの美術大学を中退した後にナイトクラブなどで歌っていましたが、その後2007年にウェルチはアショクというバンドでレコーディングした後、現在のバンドであるフローレンス・アンド・ザ・マシーンを結成しました。
ザ・マシーンはフローレンスをサポートしているバックバンドです。バンドは、ロバート・アクロイド(ギター)、クリストファー・ロイド・ヘイデン(ドラム)、イザベラ・サマーズ(「イザベラ・マシーン」)(キーボード)、トム・モンガー(ハープ)で構成されています。

Florence&The Machine(フローレンス アンド ザ マシーン)の名曲ランキング

ここからはおすすめランキングTOP10を紹介していきます。ランキングはYoutubeの再生回数やアップルミュージックのランキング・おすすめを参考にしています。曲紹介は10位までしており、ランキングは20位まで掲載しています。
10位以下は動画は添付しておらず本文内のテキストを押すとオフィシャルYoutubeにリンクします。

1位:Dog Days Are Over

再生回数 1.5億再生
AMランキング 1位
おすすめ ★★★★★

2009年に発表されたデビューアルバム”Lungs”に収録された曲です。
軽快なメロディーから始まり、次第にアップテンポのリズムをバックにフローレンス・ウェルチが力強いヴォーカルを披露してくれています。それまで冴えない日々を過ごしていたものの、そんな日はもう終わりでこれからは前を向いて進んで行こうという、まるで彼女のバンドの未来を予言しているような曲でもあります。バラードのようなメロディーから、メリハリの効いたリズムをバックとした力強いメロディーへと移っていく曲は、聴く者に元気と勇気を与えてくれるサウンドです。

2位:Shake It Out

再生回数 1億再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★★

2011年に発表されたセカンドアルバム”Ceremonials”に収録された曲です。
ソウルとポップを融合させたサウンドがバンドの特色ですが、この曲ではゴスペル風のイントロから始まり、サビのどんなに辛いことがあってもそれを振り切るんだというフローレンス・ウェルチのヴォーカルに対して、力強いサウンドでバックがサポートしています。自分達を悩ませるものを振り払いたいという彼女のメッセージがとてもよく伝わってくる曲です。
なお、この曲はアメリカのテレビドラマ「グリー」の中でも使われたことでも知られています。

3位:You Got the Love

再生回数 8320万再生
AMランキング 2位
おすすめ ★★★★

2009年に発表されたデビューアルバム”Lungs”に収録された曲です。
CANDI STATONというアーティストの曲をカバーしたもので、ドラマ「ゴシップガール」の最終話でも同曲が流されていました。
全体的に粗削りでパワフルなオリジナル曲に対して、フローレンス アンド ザ マシーンの曲はオリジナルの持つパワフルさは残しつつも、繊細さと力強さを併せ持ったフローレンス・ウェルチの歌声を聞くことができます。
どんなに辛い時にでも真実の愛があり、それを手に入れることができたという、サビの部分で繰り返される”You got the love”のフレーズがいつまでも耳に残るかのような素晴らしい曲です。

4位:Never Let Me Go

再生回数 7093万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

2011年に発表されたセカンドアルバム”Ceremonials”に収録された曲です。
本を読むのが好きな人なら、曲のタイトルがノーベル賞作家カズオ・イシグロの小説「わたしを離さないで」と同じタイトルだということに気が付くでしょう。この小説が発表されたのが2005年ということを考えると、カズオ・イシグロの小説にインスパイアされた作品と考えることもできるような内容の曲です。
出だしのピアノのメロディで静かに、だけども感情豊かに歌う声は、サビの部分では力強く、圧倒的な力を前にしてどうすることもできない時の、なるようにしかならないという気持ちが歌われています。フローレンス・ウェルチ曰く、自分が何かに圧倒されるというテーマに惹かれ続けてきたことから書かれた曲だそうです。

5位:Spectrum

再生回数 6778万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

2011年に発表されたセカンドアルバム”Ceremonials”に収録された曲です。
出だしの静の部分はどこかビョークを連想させるような歌声ですが、サビの動の部分になるやアニー・レノックスを連想させるような力強いヴォーカルへと変化する歌声は圧巻のパフォーマンスといえます。
タイトルの副題の”Say My Name”がサビで繰り返し歌われ、名前を呼ぶことで全てが光り輝くという歌詞も、ディスコサウンドを盛り込んだ教会で歌われるゴスペルのような曲です。

6位:Cosmic Love

再生回数 6612万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

2009年に発表されたデビューアルバム”Lungs”に収録された曲です。
タイトルおよび曲を聴いていると、どこか牧歌的な歌詞を想像してしまいますが、訳詞を読む限りではなかなか難解な意味です。かってローリング・ストーンズのキース・リチャードは、ボブ・ディランの歌詞の凄い所はそれがどんな意味にでもとれることだと言いましたが、フローレンス・ウェルチが書く歌詞も、聴く人によっていろいろな解釈がされることでしょう。
サビの部分である「星も月も 全て吹き飛ばされて あなたは私に闇を残した」という歌詞も、文字通りとらえたなら不幸なのでしょうが、単純にそうは思えないところにこのバンドの魅力が隠されているようです。
曲はパワフルな緊張感が最後まで途切れることなく、まるで歌詞を紡ぐかのように歌われています。

7位:Florence + The Machine – Spectrum (Say My Name) (Calvin Harris remix)

再生回数 3228万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★★

2011年に発表されたセカンドアルバム”Ceremonials”に収録された曲を、人気DJ/プロデューサーのカルヴィン・ハリスがリミックスしたヴァージョンです。2012年にリリースされたこの曲は、UKシングルチャートで1位を獲得したグループ最初のシングルとなりました。

オリジナル曲と比べて、リミックスされたヴァージョンでは出だしからアップテンポなことから、よりエレクトリックなサウンドが強調されたダンスミュージックとなっています。
また、この曲のインストルメンタルバージョンは、BBCが2012年ロンドンオリンピックを報道する際に広く使用されたことでも知られています。

8位:Kiss With a Fist

再生回数 1608万再生
AMランキング 3位
おすすめ ★★★

フローレンス・アンド・ザ・マシーンによるデビューシングルで、2009年に発表されたデビューアルバム”Lungs”にも収録された曲です。
もともとは、フローレンス・ウェルチの前のバンドであるアショクのアルバム「プランズ」に「ハッピー・スラッピング」というタイトルで同じ歌詞の歌が収録されていました。
緻密に計算された音楽がこのバンドの魅力ではあるのですが、この曲は初期の頃に作られたということもあるのか、粗削りでパンクやガレージロック色の強いサウンドとなっています。
歌詞を読んだ限りでは、足蹴り、平手打ち、顎を砕いたなどと暴力的な言葉がこれでもかと溢れていることから、家庭内暴力についての歌のようにでもとれますが、拳でキスというタイトルからも分かるように、愛している者同士の内面、愛すればゆえに憎くなることもあるということを表現しているようです。

9位:Heavy In Your Arms

再生回数 1010万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★

2010年に映画「トワイライトサーガ:エクリプス」のサウンドトラックから3枚目のシングルとしてリリースされました。また、この曲はデビューアルバム「Lungs」に未発表曲、リミックス、ライヴなどといった音源を加えた2010年のアルバム「Between Two Lungs」にも収録されています。
愛の重さが時には愛する者の間では負担になることがあるというのが映画のテーマと考えたフローレンス・ウェルチは、暗くて重いゴシックな雰囲気漂うメロディーをバックに力強く歌い、あなたの腕の中では重いと繰り返し歌うサビのコーラスでは、ゴスペルかあるいはオペラかのような荘厳な響きで聴く者の胸を強く打ちます。

10位:Hospital Beds

再生回数 33万再生
AMランキング 4位
おすすめ ★★★

フローレンス・アンド・ザ・マシーンによるデビューシングル「Kiss With a Fist」のB面に収録された曲で、2010年のアルバム「Between Two Lungs」ではライブバージョンの音源を聞くことができます。
もともとCold War Kidsのオリジナル曲であったものをカバーしたものですが、前者がピアノを前面にしたバンドの演奏であるのに対して、フローレンス・アンド・ザ・マシーンのカバーはアカペラから始まり、ギターとシンプルなドラミのみのアコースティックなサウンドに仕上がっています。
この2つの曲を聞き比べてみると、どちらもいい曲なのですが、曲によって聞き手のイメージが変わってしまうことに驚かされます。かってビートルズがそうだったように、いいバンドというのはカバーを単にアレンジするだけでなく、自分たちの曲に作り変えてしまうパワーがあります。そんなパワーがとても感じられる一曲です。

その他:Florence&The Machine(フローレンス アンド ザ マシーン)について

ここまではフローレンス・アンド・ザ・マシーンの人気曲や代表曲10選についての紹介、解説をしてきました。
ここからは、フローレンス・アンド・ザ・マシーンについて気になる情報を記載していきます。

Florence&The Machine(フローレンス アンド ザ マシーン)の来日情報は

フローレンス・アンド・ザ・マシーンは、2010年2月に来日公演の予定がありましたが急遽中止となり、その後2012年2月に東京の赤坂ブリッツで一夜限りの初来日公演を行いました。
今後の来日ですが、コロナの影響による自粛ということもあるのでしょうが、今のところ来日するという情報はありませんでした。
ソールドアウトした2012年の来日では、1,300人のオーディエンスを前に、着物姿でヒット曲の「シェイク・イット・アウト」や「ホワット・ザ・ウォーター・ゲイヴ・ミー」など13曲を披露し観客を魅了しただけに、再び来日してくれることを期待したいですね。

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