DE・LA・SOUL(デラ・ソウル)の名盤とおすすめ人気曲ランキングTOP10!

DE・LA・SOUL

今回はヒップホップをポップに親しみやすいサウンドに作りかえ、シーンにおける新潮流を生み出した張本人たちであり、デビュー以来30年以上も第一線で活躍し続けるDELASOULについて見ていきましょう。

今更聞けない!?DELASOUL(デラ・ソウル)とは?

DELASOUL(デラ・ソウル)は、1987年、アメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランドで結成されたヒップホップ・トリオです。

メンバーは、ポス、トゥルーゴイ、メイスという高校で出会った気の合う3人組

・ポス(Posdnuos

MC及びプロデュースを担当、最も過小評価されているMCと言われています。

・トゥルーゴイ(Trugoy the Dove

ポスと同じくMC及びプロデュースを担当。トゥルーゴイ(Trugoy)という名前は、ヨーグルトがあまりにも好きなことから、ヨーグルト(Yogurt)の綴りを逆さにしてつけた名前です。

・メイス(MaseoPasemaster Mase

DJ&MC、プロデュースを担当。

1989年、DELASOULはアルバム『3 Feet High and Rising』でデビュー、ビルボードチャートのR&B/ヒップホップで 1 位を獲得します。

このアルバムで彼らは、当時のヒップホップの主流であった、ぶっ太いゴールド・ネックレスやゴールドの指輪、犯罪や銃などのマッチョで不良っぽい要素を一切なくし、ジャズ、ファンク、ディスコからロックにいたるまで幅拾いジャンルの音楽をサンプリングとして取り入れ、新しいヒップホップの潮流を切り開きます。これにより、これまでヒップホップを敬遠してきた白人の若者たちをもファンに取り込んでいったのです。

このアルバムはニュースクールと呼ばれるヒップホップの新しい潮流を生み出した金字塔的な作品として評価されました。その流れは、ジャズラップやオルタナティブヒップホップというジャンルの進化へと繋がり、その立役者が彼らDELASOULだったのです。

デビューアルバム以降、DELASOUL8枚のアルバムをリリースし、プラチナレコードを1度、ゴールドレコードを2度獲得、2006年にはゴリラズとのコラボ曲「Feel Good Inc.」でグラミー賞を獲得します。

また、DELASOULは日本人アーティストとともにいくつかの活動を行ってきました。

1993年のサードアルバム『Buhloone Mindstate』では、交流のあったスチャダラパーや高木完とのコラボレーションを実現。2002年にはゲーム『パラッパラッパー2』のサントラ曲「Say “I Gotta Believe!”」を日本人女性R&BシンガーであるDOUBLEとのコラボでリリースしました。

2016年、デラソウルは9枚目のアルバム『And The Anonymous Nobody』をリリース。フィーチャリング・ゲストには、スヌープ・ドッグ、デヴィッド・バーン、アッシャー、デーモン・アルバーンなど超ド級のメンバーがズラリと並んだ当アルバムは、ビルボードのラップ・アルバム・チャートでファーストアルバム以来の1位を獲得します。

デビューから29年が経ちますが、それでもチャート1位を獲得できる彼らの実力はもはや伝説級です。

DELASOUL(デラ・ソウル)の名盤3選!

DELASOULを初めて聴く人は、次の3つの作品から入ることをオススメします。

デビューアルバム収録の「Buddy(バディー)」

90年代新しいヒップホップの始まりを告げる曲。ディスコシンガーであるガードナーの曲「Heartbeat」のベースラインのサンプリングをおしゃれに取り入れた楽曲です。

And The Anonymous Nobody

2016年リリースの9枚目のアルバムです。デビューから29年、全体的に繊細でおしゃれな雰囲気をまとったサウンドを作りながらも、豪華メンバーとのコラボとともにDELASOULの成熟した存在感も楽しめる作品です。

3 Feet High and Rising

新しいヒップホップの時代を切り開いた伝説のファーストアルバムです。ヒップホップクラシック、必聴!

DELASOUL(デラ・ソウル)の人気曲TOP10

以下ではランキング形式で紹介していきます。

順位 タイトル YouTube再生回数 iTunesランキング おすすめ
1位 It Runs Through Me 2066万再生 1位 ★★★★★
2位 All Good 1778万再生 10位以下 ★★★★★
3位 Me Myself And I 767万再生 10位以下 ★★★★
4位 A Roller Skating Jam Named Saturdays 698万再生 10位以下 ★★★★
5位 Drawn 559万再生 9位 ★★★★
6位 Pain 340万再生 3位 ★★★★
7位 Memory of 294万再生 7位 ★★★★
8位 Breakadawn 301万再生 10位以下 ★★★★
9位 Ring Ring Ring 275万再生 10位以下 ★★★
10位 Stakes is High 188万再生 10位以下 ★★★★

1位:It Runs Through Me

再生回数 2066万再生
AMランキング 1
おすすめ ★★★★★

イギリスのミュージシャン、トム・ミッシュの曲にDELASOULがコラボ参加している曲。

70年代、80年代のジャジーな雰囲気を醸し出している1曲です。DELASOULのラップもその空気感に見事にフィットしています。

トム・ミッシュは、ジャズ、エレクトロニカ、ソウル、ヒップホップを融合させたおしゃれなサウンド作りが得意なミュージシャンです。

2位:All Good

再生回数 1778万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★★

5枚目のアルバム『Art Official Intelligence: Mosaic Thump』(2000年)からのシングルカット曲。ファンクの女王、チャカ・カーンをフィーチャリングした一曲です。

「物事はあなたが思うようには行かない」という歌詞は、まさにその通りだよねって感じ。

MVの中で、DELASOULのメンバーは洗車センターの従業員として登場していますが、これがまたどんぴしゃりのはまり役です。

3位:Me Myself And I

再生回数 767万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

彼らのデビューアルバム『3 Feet High and Rising』(1989年)からのシングルカット曲。全米R&Bチャートで1位を獲得し彼らを人気者に押し上げた一曲です。

MVも楽しい内容なのでぜひご覧ください。当時はやりのゴールドアクセサリーを身にまとって「いかつい」ファッションをしているクラスメイト達の中で、「俺は俺たちのやり方さ」ということで自分たちのセンスを貫くDELASOULって感じです。こうしてヒップホップの新潮流が生まれていったのですね。

4位:A Roller Skating Jam Named Saturdays

再生回数 698万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

2枚目のアルバム『De La Soul Is Dead』からのシングルです。1970年代のローラースケートの流行をテーマにとても陽気な楽曲です。

ラッパーのQ-TipR&B シンガーのVinia Mojicaが参加しています。もはや古き良きオールディーズです。MVで当時の雰囲気をぜひ味わってください。

5位:Drawn

再生回数 559万再生
AMランキング 9
おすすめ ★★★★

9枚目のアルバム『And The Anonymous Nobody』(2016年)からのシングル曲。スウェーデンのエレクトロバンド、Little Dragonとの共作です。

DELASOULのラップが出てくるのは曲の後半です。それまではLittle Dragonの神秘的でさえあるシンセサウンドとヴォーカルで独自の世界観が表現されています。

聞き終わっても、その曲に浸り続けてしまうそんな不思議な雰囲気の1曲です。

6位:Pain

再生回数 340万再生
AMランキング 3
おすすめ ★★★★

9枚目のアルバム『And The Anonymous Nobody』(2016年)からのシングル曲。スヌープ・ドッグとのコラボ曲です。

アシッドジャズサウンドをバックに繰り返されるコーラスがとにかくかっこいい。そこにハマるラップが激渋。大人のヒップホップ。

7位:Memory of

再生回数 294万再生
AMランキング 7
おすすめ ★★★★

こちらも9枚目のアルバム『And The Anonymous Nobody』(2016年)からのシングル曲。

イギリスの女性シンガーEstelleと、アメリカのDJピート・ロックが参加しています。ノスタルジックな雰囲気でやさしい楽曲です。

8位:Breakadawn

再生回数 301万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

3枚目のアルバム『Buhloone Mindstate』(1993年)からのシングル曲です。

マイケル・ジャクソンの「I Can’t Help It」をサンプリングで用い、ジャジーな曲に仕上がっています。

ヨーロッパのダンスラジオチャートでナンバーワンを獲得しました。

9位:Ring Ring Ring

再生回数 275万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★

2枚目のアルバム『De La Soul Is Dead』収録されている曲です。留守番電話がミニカセットテープに録音されていた時代ですね。

留守番メッセージを聞くためには巻き戻してから再生をするやつ。当時のDe La Soulらしい一曲です。

10位:Stakes is High

再生回数 188万再生
AMランキング 10位以下
おすすめ ★★★★

4枚目のアルバム『Stakes is High』収録のアルバムタイトル曲です。

これまでの陽気ではじけたイメージの曲とは違い、乾いたドラムと繰り返されるサウンドが、シンプルなゆえに印象に残る曲です。

その他:DELASOULについて

ここからはちょっとした情報をご紹介していきます。

DELASOULtシャツは購入できる?

DELASOULのアルバムカバーアートはポップな作風が多いですね。それも彼らの魅力です。

そんなアート感をデザインしたTシャツが、いくつか出回っています。

カンドアルバム『De La Soul is Dead』のアートワーク風Tシャツなんて格好いいですよ。

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