ジャネット・ジャクソンの代表曲ランキングTOP15!【最新版】
今回はアメリカのシンガーソングライターであるジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)および彼女の代表曲についてご紹介していきます。マイケル・ジャクソンを兄に持ち、R&Bエンターテイナーとしても最高の女性シンガーである彼女の曲をご紹介していきますので、今回の記事を読んで興味を持たれた方はぜひとも彼女のサウンドを一度聞いてみてください。
目次
今更聞けない!ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)について
ジャネット・ジャクソンは兄にマイケル・ジャクソンを持つ、アメリカを代表するシンガーソングライターです。
当初はドラマなどの女優として活躍していた彼女でしたが、1980年代にシンガーソングライターとしてデビューし成功を収めるや、文字通りアメリカを代表する女性シンガーとして活躍しました。
兄であるマイケル・ジャクソンとの仲の良さも有名で、兄の影響を受けたダンス・パフォーマンスを披露したり、1995年には、マイケルとのデュエット曲「スクリーム」を発表したりしました。
2004年の第38回スーパーボウルのハーフタイムショーでは、演奏中に片方の胸を露出させたことで非難を浴びるなど、何かと話題にも事欠かないジャネット・ジャクソンでしたが、2019年にはこれまでの功績が称えられ、ロックの殿堂入りを果たしました。
生い立ちやキャリアについて
ジャネット・ジャクソンはジョセフ・ジャクソンとキャサリン・ジャクソンの娘として1966年に生まれました。10人兄弟の末っ子だった彼女ですが、マイケル・ジャクソンを含むジャクソン・ファイヴのメンバーは彼女の実兄でした。
その関係もありエンターテインメントの道へと進みましたが、当初はアメリカのテレビドラマなどで活躍していました。
それまで兄弟とのデュエットやバックヴォーカルなどの経験はあったものの、シンガーソングライターとしてデビューしたのは、ジャネット・ジャクソンが16歳の時の1982年でした。
1982年にファーストアルバム「ヤング・ラヴ」を、1984年にセカンド・アルバム「ドリーム・ストリート」をそれぞれ発表するも、当時はアイドル歌手とみなされたことから評価は低く、商業的にも不発に終わりました。
ですが、1986年に発表したサードアルバム「コントロール」でプロデューサーにジャム&ルイスを迎えたことが功を奏し、初の全米No.1アルバムとなったばかりでなく、シングル・カットされた6曲全てがR&B/ポップ・チャートのいずれかでNo.1を獲得するという快挙を成し遂げました。
1989年にリリースされた4枚目のアルバム「リズム・ネイション1814」でも、アルバムは4週にわたり全米チャートNo.1を獲得し、数ヶ月後にスタートしたツアーでも200万人以上の観客を集めるなど、兄マイケル・ジャクソンと肩を並べるスーパースターとなりました。
1990年の初来日公演では東京ドームでの最高観客動員を記録するなど、日本でもジャネット・ジャクソンの人気は不動となりました。以降もシンガーソングライターや女優として活躍しましたが、こうしたジャネット・ジャクソンのスタイルは、ビヨンセやブリトニー・スピアーズだけでなく、安室奈美恵といった日本の歌手にも大きな影響を与えました。
ジャネット・ジャクソンの代表曲ランキングTOP15!
ここからはおすすめランキングTOP20を紹介していきます。ランキングはYoutubeの再生回数やアップルミュージックのランキング・おすすめを参考にしています。曲紹介は10位までしており、ランキングは24位まで掲載しています。
10位以下は動画は添付しておらず本文内のテキストを押すとオフィシャルYoutubeにリンクします。
順位 | タイトル | YouTube再生回数 | Apple Musicランキング | おすすめ |
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1位 | Michael Jackson, Janet Jackson – Scream | 1.3億再生 | 10位以下 | ★★★★ |
2位 | anet Jackson – Rhythm Nation | 2552万再生 | 10位以下 | ★★★★ |
3位 | Janet Jackson – “No Sleeep” Feat. J. Cole | 2635万再生 | 10位以下 | ★★★★ |
4位 | Janet Jackson – The Pleasure Principle | 1860万再生 | 10位以下 | ★★★ |
5位 | Janet Jackson – Escapade | 1718万再生 | 9位 | ★★★ |
6位 | Janet Jackson – That’s The Way Love Goes | 1193万再生 | 1位 | ★★★★★ |
7位 | Janet Jackson – When I Think Of You | 1174万再生 | 6位 | ★★★ |
8位 | Janet Jackson – Miss You Much | 1261万再生 | 10位以下 | ★★★ |
9位 | Janet Jackson – Control | 1073万再生 | 10位以下 | ★★★ |
10位 | anet Jackson – What Have You Done For Me Lately | 926万再生 | 10位以下 | ★★★ |
11位 | Janet Jackson – Any Time, Any Place | 497万再生 | 2位 | ★★★★ |
12位 | Janet Jackson – Got Til It’s Gone | 454万再生 | 10位以下 | ★★★ |
13位 | Janet Jackson – All For You | 416万再生 | 3位 | ★★★★★ |
14位 | Janet Jackson – Again | 323万再生 | 7位 | ★★★★ |
15位 | Janet Jackson – If | 327万再生 | 10位 | ★★★ |
16位 | Doesn’t Really Matter | 127万再生 | 10位以下 | ★★★★★ |
17位 | Would You Mind | 240万再生 | 5位 | ★★★ |
18位 | Luther Vandross & Janet Jackson – The Best Things In Life Are Free. HD | 222万再生 | 10位以下 | ★★★★ |
19位 | Janet Jackson – Together Again | 126万再生 | 10位以下 | ★★★ |
20位 | Janet Jackson – Nasty | 82万再生 | 8位 | ★★★ |
21位 | Janet Jackson – I Get Lonely | 22万再生 | 4位 | ★★★ |
22位 | Janet Jackson – Whoops Now! | 52万再生 | 10位以下 | ★★★ |
23位 | Alright | 22万再生 | 10位以下 | ★★★ |
24位 | Janet Jackson – Let’s Wait Awhile | 22万再生 | 10位以下 | ★★★ |
1位:Michael Jackson, Janet Jackson – Scream
再生回数 | 1.3億再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★★ |
1995年に発表されたマイケル・ジャクソンの2枚組アルバム「ヒストリー:パスト、プレゼント・アンド・フューチャー:ブック1」に収録された曲です。マイケル・ジャクソンが作詞・作曲しましたが、ジャネット・ジャクソンのプロデューサーだったジミー・ジャムとテリー・ルイスがこの曲をプロデュースしたことから、それまでのマイケル・ジャクソンの曲とはまた違ったハードな一面を聴くことができます。
「プレッシャーをかけないでくれ 叫びたくなるんだ」という歌詞からは、1993年の訴訟以来、バッシングを受けてきたマイケル・ジャクソンの辛い気持ちが反映されています。
また、この曲のモノクロなSF世界のビデオは約700万ドルの費用がかけられたことから、史上最も費用のかかったPVとしてギネスに認定されています。
2位:Janet Jackson – Rhythm Nation
再生回数 | 2552万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★★ |
1989年に発表された4枚目のアルバム「リズム・ネイション1814」に収録された曲です。
兄マイケル・ジャクソンの影響がうかがえる曲で、ビデオでもマイケル・ジャクソン並みのダンスパフォーマンスを見ることができるとてもパワフルな作品です。
このアルバムでは、人種差別や性差別などといった政治的な内容を歌詞に盛り込んでいるということもあり、この”Rhythm Nation”でも「一つの世界に生きる人々 力を合わせればきっと乗り越えられるわ」と音楽によって不公平な差別をなくし、共に前へ進んでいきましょうと訴えています。
3位:Janet Jackson – “No Sleeep” Feat. J. Cole
再生回数 | 2635万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★★ |
2015年に発表された12枚目のアルバム「アンブレイカブル」に収録され、ラッパーであるJ. コールをフューチャーした曲です。
大人の女性が醸し出す落ちついた雰囲気を感じさせるしっとりとしたバラードですが、J. コールのせきたてるようなラップを聞くと、それまで会えなかった人に訴えかけているかのようにも聞こえてきます。
「会えなくて寂しいでしょう? それは私も同じだわ」という冒頭の歌詞から、恋人同士のラブソングのように聞こえますが、このアルバムでは兄のマイケル・ジャクソンのことについても歌っていることから、今は亡き兄に向かって歌っているようにも聞こえる曲です。
4位:Janet Jackson – The Pleasure Principle
再生回数 | 1860万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
1986年に発表された3枚目のアルバム「コントロール」に収録された曲で、プリンスが結成したバンド、ザ・タイムのキーボーディストであったモンテ・ムーアが作詞・作曲およびプロデュースした作品です。
それまでマネジャーであった父の元で与えられた曲を歌ってき彼女でしたが、このアルバムからは父親の支配から逃れ、自分の道を進み始めることになりました。
ザ・タイムのモンテ・ムーアおよびジャム&ルイスがこのアルバム以降関わっていることもあるせいか、プリンスのリズムやサウンドを連想させる軽快なアップテンポのダンスミュージックに仕上がっています。
ビデオでは、兄のマイケル・ジャクソンを彷彿させるようなダンスパフォーマンスを披露し、それまでのアイドルからアーチストへと変わろうとするジャネット・ジャクソンの姿を見ることができます。
5位:Janet Jackson – Escapade
再生回数 | 1718万再生 |
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AMランキング | 9位 |
おすすめ | ★★★ |
1989年に発表された4枚目のアルバム「リズム・ネイション1814」に収録された曲です。
タイトルの”Escapade”とは「普通はやらないような突拍子もない行動」という意味で、羽目を外して楽しみましょう、というニュアンスが曲全体に溢れています。
曲のタイトル通り、ビデオでもカーニバル的な雰囲気の中、ジャネット・ジャクソンの「羽目を外して 楽しくやりましょう」という歌声と共に、軽やかなリズムとシンセサイザーによる曲を耳にすると、こちらまで踊りたくなるような気分にさせてくれます。
この曲でもジャム&ルイスがプロデュースしたこともあり、サウンドはどこかプリンスを連想させながらも、それを自分のサウンドへとしているジャネット・ジャクソンのアーチストとしての成長を感じることができます。
6位:Janet Jackson – That’s The Way Love Goes
再生回数 | 1193万再生 |
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AMランキング | 1位 |
おすすめ | ★★★★★ |
1993年に発表された5枚目のアルバム「ジャネット」に収録された曲です。シングルカットされ、自身最高のビルボード8週連続1位を記録しただけでなく、彼女自身初めての主演映画「ポエティック・ジャスティス/愛するということ」でも使用されました。
「それが愛というものだから」と歌うこの曲は、それまでの力強いサウンドで歌う彼女から一転して、大人の女性の雰囲気を醸し出すセクシーなボイスへと変わっています。歌詞を見ても、男性からの愛を待つ女性というよりは、自分から積極的に男性に身を任せる女性を歌うところなど、年齢を重ね成熟した女性となった自分自身を歌っているかのようです。
なお、1999年に発表された宇多田ヒカルの「Addicted To You」のUnderwater Mixでは、同じくジャム&ルイスがプロデュースしたこともあるのか、”That’s The Way Love Goes”のフレーズが使われています。
7位:Janet Jackson – When I Think Of You
再生回数 | 1174万再生 |
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AMランキング | 6位 |
おすすめ | ★★★ |
1986年に発表された3枚目のアルバム「コントロール」に収録された曲で、彼女自身初の全米1位を獲得しました。
「あなたを想うとき」というタイトルからバラードを連想してしまいますが、曲自体は軽やかなアップテンポのリズムに乗ったポップな曲となっています。ストリートに繰り出したジャネット・ジャクソンが歌いながら踊る姿の映像は、見ていてとても楽しいエンターテインメントな作品に仕上がっています。MTV全盛の頃のミュージックビデオといったところですが、このビデオはセックス・ピストルズのドキュメンタリー映画「ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル」で有名なジュリアン・テンプルが監督を務めています。
8位:Janet Jackson – Miss You Much
再生回数 | 1261万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
1989年に発表された4枚目のアルバム「リズム・ネイション1814」に収録された曲で、ジャネット・ジャクソンにとって2曲目の全米1位を獲得しました。
ジミー・ジャムとテリー・ルイスによって作られた曲は、恋人に別れを告げられた時の心境を歌ったものですが、ジミー・ジャムがそれまで付き合ってきた彼女からの別れの手紙に“Miss You Much”と書かれていたことがきっかけで出来た曲だそうです。
歌詞を読むと悲しい曲のように思いますが、曲自体は力強いリズムとシンセサイザーをバックに歌うダンスミュージックに仕上がっています。
ビデオでのジャネット・ジャクソンは、兄のマイケル・ジャクソンの影響が感じられるようなスタイリッシュなダンスを披露しています。
9位:Janet Jackson – Control
再生回数 | 1073万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
1986年に発表された3枚目のアルバム「コントロール」に収録された曲です。
「私は自分をコントロールすることができる」という歌詞からも分かるように、それまで父親の影響の下にいた自分ではなく、自分のことは自分自身で決めたいという決意表現のような歌になっています。
ここからジャネット・ジャクソンのアーティストへの道が開かれたといってもいい一曲です。
サウンドもどこか当時のプリンスを連想させるような、シンセサイザーを前面に押し出した軽快なポップサウンドに仕上がっています。
なお、この曲は2019年の映画「ハスラーズ」の劇中でも使用されています。
10位:Janet Jackson – What Have You Done For Me Lately
再生回数 | 926万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
1986年に発表された3枚目のアルバム「コントロール」に収録された曲です。
「恋するティーンエイジャー」という邦題がついているこの曲ですが、ビデオで歌うジャネット・ジャクソンの姿や、原題の「最近私のために何をしてくれたの」という訳から分かるように、これはティーンを卒業した大人の女性がパートナーに対して感じるフラストレーションについて歌ったものです。こうした邦題が付けられていたというのは、まだ彼女がアイドルと見なされていたからではないでしょうか。
ですが、曲そのものはジャネット・ジャクソンのクールな歌声がとても耳に残る、ファンキーでアップテンポなナンバーに仕上がっています。
その他:ジャネット・ジャクソンについて
ここまではジャネット・ジャクソンの人気曲や代表曲10選についての紹介、解説をしてきました。
ここからは、ジャネット・ジャクソンについて気になる情報を記載していきます。
ジャネット・ジャクソンのおすすめのアルバムTOP3は?
1位:3rdアルバム「control」(1986年)
それまでのアイドル的存在からアーチストへと脱皮を図ることに成功した記念碑的アルバムで、ポップスチャートとR&Bチャートで1位を獲得しました。このアルバム以降ジャム&ルイスとタッグを組んだことで、それまでのジャクソン家の一員というイメージをぬぐい捨てた、本当の自分自身の姿をつかんだともいえるアルバムです。
2位:4thアルバム「リズム・ネイション1814」(1989年)
前作の流れを踏襲しつつも、歌詞の内容に人種差別や性差別などといった政治的な内容が盛り込まれたことが話題となりました。
そのため、ポップな曲というよりはワイルドなサウンドが前面に押し出された楽曲が目立ちます。
そうした意欲的な作品に仕上がったにもかかわらず、このアルバムは全米1位のシングル4曲をふくむ7曲がTOP5入りという前作をしのぐアルバムとなりました。
3位:5thアルバム 「ジャネット」(1993年)
それまで在籍していたA&Mレコードからヴァージン・レコードに移籍後、初めて制作したアルバムです。
このアルバムでは、代表曲である”That’s The Way Love Goes”を聞いても分かるように、それまでのパワフルなサウンドは影を潜め、どこか大人の女性の醸し出すセクシーな姿を身にまとった彼女の歌声を聞くことができます。
収録曲も27曲と多いため、アルバム的なコンセプトにはやや欠けるものの、それでも全世界で2,000万枚も売り上げた大ヒットアルバムです。
ジャネット ジャクソンの2021年現在は?出産してお子さんもいるの?
ジャネット・ジャクソンは2012年に大富豪ウィサム・アル・マナと結婚しましたが、それまで2度の結婚と離婚を経験しています。1984年から1985年は歌手のジェームス・デバージと結婚、1991年から2000年まではダンサーのレーン・エリゾンドと結婚していました。
2017年には50歳にして第一子の男の子を出産しましたが、出産から約3ヶ月後には夫からの精神的虐待が理由で離婚しました。
そんな彼女ですが、2022年1月にはデビュー40周年を記念してドキュメンタリー作品「JANET」が全米で放送される予定だけでなく、2022年には新しいアルバムを発表する予定などと、これからも目が離せないアーティストです。