リルキム(Lil’ Kim)の現在は?人気曲ランキングTOP10!も含めて紹介!
90年代から活躍し、女性ラッパーのカリスマとして多くのアーティストに影響を与え続けるリルキム。
この記事ではリルキム(Lil’ Kim)の人気曲・おすすめ曲、代表曲をYoutubeの再生回数や音楽のランキングサイトの順位、おすすめ度などを参考にランキング形式で紹介しています。
時間がない方でも人気曲がサクッとわかる内容になっており、アーティストについて(経歴・出身・どんな人か)も紹介しているので、音楽だけでなく人物像についても知りたいという方にもおすすめの記事になっています。
目次
今更聞けない!!?リルキム(Lil’ Kim)とは?
リルキムこと、キンバリー・デニス・ジョーンズはアメリカブルックリンの出身。
4フィート7(約143cm)という小柄な身長ながら、そこから繰り出される過激なラップ、音楽は、女性ラッパーの代表格として、いまやヒップホップ界では不動の立場を得ています。
ダイアナ・ロス、MCライトといった先人に影響を受けながら、彼女がシーンに現れたのは95年のこと。
ノトーリアスB.I.Gのバックアップによるジュニア・マフィアの一員としてデビューしました。
彼女の、過激で挑発的な表現が目立つアルバム「コンスピラシー」は大ヒット。
96年には初ソロ・アルバム「ハード・コア」をリリース。当時の女性ヒップ・ホップ・アーティストしては最高位のビルボード・アルバム・チャート初登場11位を獲得しています。
女性ラッパーのカリスマにして、ヒップホップ界のセックス・シンボルという不動の存在感を示すリルキム。
男性問題、整形依存、銃撃事件に絡む服役、数々のビーフ(ヒップ・ホップシーンにおける喧嘩)といったスキャンダルを抱えながらも、過激さ衰えない数々のアルバムを発表。
2001年には映画『ムーラン・ルージュ』のテーマ曲「レディ・マーマレイド」でクリスティーナ・アギレラ、マイア、ピンクと共演し、全米ナンバー1ヒットやグラミー賞最優秀ポップ・コラボレーション賞の受賞なども果たしています。
整形依存のリル・キム顔が激変しもはや白人!?
スキャンダルにおいても話題の尽きないリルキム。数々のラッパーやギャングのボスとの交際など男性に関する噂も絶えませんでしたが、こと整形に関しても話題が尽きません。
豊胸手術や、鼻の整形など、次第に変わっていく彼女の顔に対して、SNSでは賛否両論。特に2016年にインスタで彼女が見せた顔は、もはや別人かと思われるほど変貌しておりファンを驚かせました。
彼女自身は『白人女性が毎日のようにやっていること』『私自身が求めた体のため』『DV男に殴られ手術を受けた』『完璧な美を追求するために受けた』など主張していますが、特に批判を受けたのは肌の色について。
年々白くなっていく肌に対し、SNSでは「黒人としてのプライドはないのか」「40歳を過ぎた黒人女なのにティーンの白人みたいだ」などの批判が多く上がりました。
体型も激太りを繰り返し、その容姿に関しても様々な意見飛び交う彼女。カリスマ女性ラッパーならではの様々なスキャンダルで世間を騒がせながらも、その存在感の大きさだけは確かです。
リルキムの名曲トップ10!
それではそんなクイーン・Bee、リル・キムの人気作品を聴いていきましょう!
順位 | タイトル | YouTube再生回数 | Apple musicランキング | おすすめ |
---|---|---|---|---|
1位 | Quiet Storm Remix | 7622万再生 | 1位 | ★★★★★ |
2位 | Lady Marmalade | 4.2億再生 | 4位 | ★★★ |
3位 | Lighters Up | 1912万再生 | 2位 | ★★★★★ |
4位 | Nasty One | 2197万再生 | 6位 | ★★★★ |
5位 | Crush On You | 1815万再生 | 7位 | ★★★★ |
6位 | How Many Licks? (feat. Sisqo) | 1926万再生 | 10位以下 | ★★★ |
7位 | The Jump Off (feat. Mr. Cheeks) | 1342万再生 | 5位 | ★★★★★ |
8位 | Go Awff | 1113万再生 | 9位 | ★★★★ |
9位 | No Matter What They Say | 1067万再生 | 10位以下 | ★★★ |
10位 | I Can Love You | 887万再生 | 8位 | ★★★ |
1位:Quiet Storm Remix
再生回数 | 7622万再生 |
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AMランキング | 1位 |
おすすめ | ★★★★★ |
この曲はニューヨーク出身のヒップ・ホップデュオ、モブ・ディープの作品のリミックス版。彼らは90年代半ばに活躍。アメリカヒップホップ界を代表するラップデュオです。
「Quiet Storm」は彼らの4枚目のアルバム「Murda Muzik」の第1弾シングルで、映画『In Too Deep』にも使用されました。
そのリミックス版において、ラッパーのフォクシー・ブラウンをディスるためにリルキムのゲスト・ヴァースが使用されています。
2位:Lady Marmalade
再生回数 | 4.2億再生 |
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AMランキング | 4位 |
おすすめ | ★★★ |
2001年に公開されたバズ・ラーマン監督の映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックのために制作された作品で、
クリスティーナ・アギレラ、マイア、ピンク、リルキムの共演にて制作されました。
原曲はLabelle(ラベル)の74年発表の全米全英ナンバー1シングルです。
”Voulez-vous coucher avec moi ce soir?”という印象的なコーラスは『今晩私と寝てみない?』という意味で、ヒップホップにおいてはよく見られる表現です。
3位:Lighters Up
再生回数 | 1912万再生 |
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AMランキング | 2位 |
おすすめ | ★★★★★ |
4枚目のアルバム「The Naked Truth」からのファーストシングルで、2005年7月10日にリリースされました。
ブルックリン地域の危険な状況を歌うもので、ブルックリンにおいてはアンセム的なナンバーとなっています。
セールスも好調で、ビルボード・ホット100で31位の他、全英シングルチャートにおいても最高位12位などのヒットを記録しています。
4位:Nasty One
再生回数 | 2197万再生 |
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AMランキング | 6位 |
おすすめ | ★★★★ |
2018年の7月11日、彼女の誕生日に発表された作品で、19年リリースの5枚目のスタジオ・アルバム「9」にも収録されています。
14年ぶりとなるこのアルバムでは、新しい現行のサウンドも採り入れつつ、彼女らしいハードなラップが展開されています。
ヒップホップ界の女王としての座を改めて示したかのような作品となっています。
5位:Crush On You
再生回数 | 1815万再生 |
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AMランキング | 7位 |
おすすめ | ★★★★ |
様々な色のかつらを着用するミュージックビデオが有名な作品。
デビューアルバムからの2枚目のシングルとしてリリースされ、ジュニアM.A.F.I.A.メンバーのリル・ストップをフィーチャーしています。
曲はフュージョンの名曲Jeff Lorberの「Rain Dance」をサンプリングしており、全英シングルチャートでは最高位23位を記録しています。
6位:How Many Licks? (feat. Sisqo)
再生回数 | 1926万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
2000年発表の2枚目のアルバム「The Notorious K.I.M.」に収録。アメリカ人シンガーのシスコのボーカルをフィーチャーしています。
曲の内容はタイトル通り、オーラルセックスに関するもので、女性の欲求、男性との性的関係を表現しています。
評論家からは称賛を得たものの、この曲の黒人女性のセクシュアリティに対する扱いに関して、批判的な声もありました。
7位:The Jump Off (feat. Mr. Cheeks)
再生回数 | 1342万再生 |
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AMランキング | 5位 |
おすすめ | ★★★★★ |
2003年発表の3枚目のアルバム「La Bella Mafia」からの最初のシングルとしてリリースされました。セールスもビルボード・ホット100の17位まで上昇しています。
「The Jump Off」とはパーティーを盛り上げるものの意味で、「最高!」のスラングでもあります。
またこの曲のリミックスでは、「Quiet Storm」のリミックスでコラボしたラップ・デュオ、モブ・ディープの起用も行っています。
なおこのアルバムは彼女の自信作で、『人々が自分を本物のエンターテイナーだと理解し始めているはずだ』と語っています。
8位:Go Awff
再生回数 | 1113万再生 |
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AMランキング | 9位 |
おすすめ | ★★★★ |
5枚目のアルバム「9」に収録。
シングルカットされたこの曲でも、リルキムは女王としての貫禄を見せつけています。
『世界中の女の子や女性に力を与え、女性だけでなく男の子たちも自分のルーツに立ち返れるようなレコードを作りたかった』という言葉が、彼女の不動の地位を物語っています。
9位:No Matter What They Say
再生回数 | 1067万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
こちらは2000年発売のセカンドアルバム「The Notorious K.I.M.」に収録しています。
アルバムからのリードシングルとして5月に発売されています。
ラテン系のサウンドをサンプリングしたこの作品は、当時のトレンドを象徴するようなアレンジとなっています。
10位:I Can Love You
再生回数 | 887万再生 |
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AMランキング | 8位 |
おすすめ | ★★★ |
グラミー賞9回など輝かしい受賞歴を持つ“ヒップホップ魂の女王”メアリー・J・ブライジの作品。
97年のアルバム「シェア・マイ・ワールド」のために書かれた作品で、ゲストボーカルにリルキムが迎えれられました。
ラジオのみのプロモーションシングルとしてリリースされましたが、最終的に、R&Bシングルチャートで2位、ポップチャートで28位など、人気作となりました。
サンプリングにリルキムの「クイーン・ビッチ」が基調として使用されています。
その他:リルキムについて
ここではリルキムについてのその他の情報、噂などをご紹介します。
リルキムの夫(旦那)は?
リルキムは男性関係においても、様々な浮名を流してきました。まず、90年代に活躍した伝説的ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.(通称ビギー)の愛人だったことでも知られています。
彼が銃撃事件で暗殺された後も、ジェイ・Z、レイ・J、ニューヨークのギャング団のボス、デイモン“ワールド”ハーディら大物たちと交際。そしていずれも破局。
2012年からは年下のラッパー、ミスター・ペーパーズと交際し、14年6月には女児を出産しましたが、その直後に破局してしまいました。
ちなみに娘に付けたロイヤル・レイン(女王の君臨)というキラキラネームも話題になりました。
娘ロイヤルの親権をめぐってもペーパーズと揉め、彼からのDV被害さえ訴えていました。
現在も未婚のシングルマザーとして、ロイヤルを育てているようです。
リルキムとニッキーミナージュの関係は?
さて、ヒップホップの女王リルキムは他のアーティストとのビーフ(喧嘩)に関してもしばしば話題になります。
ライバルのフィメールラッパー、フォクシーブラウンとのビーフも有名ですが、対ニッキー・ミナージュもかなり話題になっています。
クイーンズ出身のニッキー・ミナージュがブレイクした際には「私の真似したいんだろうけど、リスペクトが足りない。」などと仕掛けたリル。
ニッキーがキムのアルバムジャケットをパクったという疑惑もあったり。
それに対しニッキーも曲で「負け惜しみ?」などと反撃し、2人のディスり合いが始まりました。
露骨なのが、2014年の「Identity Theft」というリルキムの作品。
この作品でリルは、『あばずれたちが金を借りまくってる時に、私は約束手形をもらってる』といった、女王様アピール。
さらに『真似っこのせいで、このビジネスがみっともなくなる』『あんたのスタイルの生みの親は私なの。』といった攻撃的な言葉を並べています。
さらにこのシングルのカバーは、ニッキーの顔写真が貼られたリルの運転免許証!完全に挑発しまくっています。
長年にわたるこのビーフですが、近年もちょっとした動きがありました。2021年のインタビューで、リルは「『Verzuz』でラップバトルできるとしたら?」の質問に、ニッキーの名を挙げました。『Verzuz』は生配信のアーティスト対決バトルですが、コラボ的な要素もあります。この発言を受け両者のファンがざわつき始めている模様です。
人気のニッキーもさることながら、リルは何といっても実力・風格兼ね揃えた女王。一体これからどのような局面を迎えるのか、二人のビーフから今後も目が離せません!?
このように90年代後半より、話題性・実力においてヒップ・ホップ界の女王の立場を誇ってきたリルキム。シーンにおいて確固たる存在感を示す彼女の作品を、改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
参考文献