Missy Elliott(ミッシーエリオット)代表曲ランキングTOP10!

女性ラッパーで初めて「ソングライターの殿堂入り」を果たすほど、長きにわたりヒットナンバーを生み出し後世へ影響を与えてきたMissy Elliott(ミッシーエリオット)。
この記事ではミッシーエリオットの人気曲・おすすめ曲、代表曲をYoutubeの再生回数や音楽のランキングサイトの順位、おすすめ度などを参考にランキング形式で紹介しています。
時間がない方でも人気曲がサクッとわかる内容になっており、アーティストについて(経歴・出身・どんな人か)も紹介しているので、人物像についても知りたいという方にもおすすめの記事になっています。
目次
Missy Elliott(ミッシー エリオット)について
グラミー賞など、数々の受賞歴を誇り、リル・キム、マライア・キャリー、ビヨンセ、ジャネット・ジャクソン、マドンナ等々錚々たるアーティストとコラボレーションを繰り広げてきた女王ラッパー、ミッシー。
彼女がこれほどまでのキャリアを積み重ねるまでに、どのような歩みをたどってきたのでしょうか。
生まれは1971年7月1日、バージニア州ポーツマス。メリッサ・アーネット・エリオットは、貧しい家庭、暴力的な父という厳しい環境で幼少時代を過ごします。
しかし彼女は明るさを忘れず、憧れのマイケル・ジャクソンらを夢見て歌や作曲を始めます。
89年、ミッシーは4人組女性グループ「シスタ(Sista)」を結成します。
ディヴァンテ・スウィングの紹介で、レコード契約まで漕ぎつけるなど当初は順風満帆に思えましたが、やがてディヴァンテとレーベル側のトラブルを発端に、その道は突然断たれることとなります。
しかし、彼女の才能が途切れることはありませんでした。
フェイス・エヴァンスから見出され、702の「Steelo」を作詞して以降、様々なアーティストへの楽曲提供を行っていくこととなります。
ミッシーエリオットと言えば、盟友ティンバランドとのコンビとしても有名です。
96年にアリーヤのセカンドアルバム『ワン・イン・ナ・ミリオン』を共に手掛けると、そのサウンドは大ブレイク。二人はスター街道を歩んでいくこととなります。
97年にようやくミッシーはデビュー。デビューシングル「The Rain(Supa Dupa Fly)」は大ヒットを記録し、デビューアルバム『Supa Dupa Fly』は全米アルバムチャート3位、R&Bアルバムチャートで1位と、華々しい記録を残します。
その後も、99年の『Da Real World』、2001年の『Miss E…So Addictive』、2002年の『Under Construction』、2003年の『This Is Not A Test』、2005年の『The Cookbook』といったヒットアルバムの他、2006年にはベスト盤の『Respect M.E』を発表し、女性ラッパーとしての地位を確固たるものとしています。
2015年には第49回スーパーボウルのハーフタイムショーにケイティ・ペリーと出演し、大いに話題となりました。
では名実ともに、ヒップホップシーンのトップに君臨する彼女の手掛けた楽曲・アルバムを聴いていきましょう!
Missy Elliott(ミッシー エリオット)代表曲ランキング
ここからは代表曲をランキング形式で紹介していきます。
順位 | タイトル | YouTube再生回数 | Apple musicランキング | おすすめ |
---|---|---|---|---|
1位 | One,Two Step | 2.2億再生 | 1位 | ★★★★★ |
2位 | Work ItMissy Elliott | 1.1億再生 | 6位 | ★★★★★ |
3位 | Let it Go | 7693万再生 | 3位 | ★★★★ |
4位 | Get Ur Freak OnMissy Elliott | 6342万再生 | 5位 | ★★★★★ |
5位 | Lose ControlMissy Elliott ft. Ciara & Fat Man Scoop | 5971万再生 | 8位 | ★★★★ |
6位 | Free Yourself | 5556万再生 | 7位 | ★★★ |
7位 | Tempo | 3850万再生 | 4位 | ★★★ |
8位 | One Minute Man | 2957万再生 | 10位以下 | ★★★★ |
9位 | The RainMissy Elliott | 2469万再生 | 10位以下 | ★★★ |
10位 | BURNITUP!Janet Jackson ft. Missy Elliott | 1245万再生 | 10位以下 | ★★★★ |
1位:One,Two Step
再生回数 | 2.2億再生 |
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AMランキング | 1位 |
おすすめ | ★★★★★ |
テキサス州出身の歌手、シアラの楽曲。
彼女にとっても大ヒットデビュー作に次ぐ重要なセカンドシングルに、ミッシーがフィーチャーされました。
結果こちらの作品もアメリカ、イギリス両チャートでトップ5入りを記録。またこの曲でグラミー賞新人歌手賞を獲得するにいたっています!
2位:Work It
再生回数 | 1.1億再生 |
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AMランキング | 6位 |
おすすめ | ★★★★★ |
ミッシーの4thアルバム『Under Construction』のためにティンバランドと書かれた人気ナンバー。
R&Bシングルチャートでは1位。また全米シングルチャートで10週連続で2位という、これまた凄い記録を残しています。
Run-DMCの「Peter Piper」と、ロックマスタースコット&ダイナミックスリーの「Request Line」をサンプリングするなどオールドスクールヒップホップを志向した作品で、この方向性で制作された本アルバムは、ミッシーの最大のヒット作として評価されています。
3位:Let it Go
再生回数 | 7693万再生 |
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AMランキング | 3位 |
おすすめ | ★★★★ |
カリフォルニア出身のR&Bシンガー、キーシャ・コールの作品です。
彼女のセカンドアルバム『ジャスト・ライク・ユー』のファーストシングルとして、リル・キムとミッシーがフィーチャーされています。
セールスも好調で、ビルボードで最高7位とキーシャの代表作ともなりました。
4位:Get Ur Freak On
再生回数 | 6342万再生 |
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AMランキング | 5位 |
おすすめ | ★★★★★ |
我々日本人が初めて聞くとびっくりしちゃう作品。「これからみんなでめちゃくちゃ踊って騒ごう、騒ごう」という日本語のセリフから始まるこの楽曲は、
ミッシーの4thアルバム『Under Construction』に収録。
ティンバランドらしいユニークなビートが中毒性抜群で、ヒップホップ以外のリスナーからも人気があります。
MVも東洋的な雰囲気が感じられます(日本人目線での是非は別として…。)
5位:Lose Control
再生回数 | 5971万再生 |
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AMランキング | 8位 |
おすすめ | ★★★★ |
シンガーのシアラとラッパーのファットマン・スクープをフィーチャーした楽曲で、ミッシーの6thアルバム『The Cookbook』の先行シングルです。
ミッシー自身が「歴史に残る作品」と自負するほど、サイボトロンの「CLEAR」のループをもとに見事な作品に仕上げています。
このアルバムも勢いを落とすことなく全米アルバムチャートで2位、R&Bアルバムチャートで2位と大ヒットを記録しました。
6位:Free Yourself
再生回数 | 5556万再生 |
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AMランキング | 7位 |
おすすめ | ★★★ |
アメリカのリアリティテレビシリーズ「アメリカンアイドル」の第3シーズンの勝者として名声を得た歌手、ファンタジア。
彼女のためにミッシー他、クレイグ・ブロックマン、ニッサン・スチュワートが制作した楽曲です。ビルボードチャートでは41位まで上昇しています。
7位:Tempo
再生回数 | 3850万再生 |
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AMランキング | 4位 |
おすすめ | ★★★ |
ミネアポリスの女性ラッパー、リゾの楽曲。
彼女にとってミッシーはアイドル的な存在で、ゲスト参加を打診する際も内心ドキドキしていたそうです。
MVにもミッシーは出演し、演出の各所でリゾからミッシーへの敬意がうかがい知れます。
シーンにおけるミッシーの存在の大きさを再確認できるような楽曲です。
8位:One Minute Man
再生回数 | 2957万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★★ |
ミッシーの2001年の3rdアルバム『Miss E…So Addictive』に収録された作品。
同アルバムのセカンドシングルでもありました。ラッパーのLudacrisによるゲストボーカルをフィーチャーしています。
アメリカでのビルボード15位の他、イギリスでも10位などヒットを記録しています。
東洋音楽の要素が盛り込まれた、おなじみティンバランドとの名コンビによる楽曲です。
9位:The Rain
再生回数 | 2469万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★ |
ミッシーの記念すべきデビューシングルにして、彼女の名を一躍有名にした楽曲です。
アン・ピープルズの「I Can Stand The Rain」をフック(ヒップホップでのサビ)に引用し、革新的なビデオとともに大ヒットしました。
この作品を収めたデビューアルバム『Supa Dupa Fly』も全米アルバムチャートで3位、R&Bアルバムチャートでは1位と華々しい結果を残しています。
10位:BURN IT UP!
再生回数 | 1245万再生 |
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AMランキング | 10位以下 |
おすすめ | ★★★★ |
ジャネット・ジャクソンとミッシーの作品で、2015年に発表されました。
アップテンポでダンサンブルな楽曲で、ミッシーのラップもオールドスクールなスタイルがとられています。
ミッシーにとってジャネットは友人であり同時に憧れの存在でもありました。
「テレビで見てたあのスーパースター、ジャネットと仕事ができることが信じられない」とも語っています。
その他:Missy Elliott(ミッシー エリオット)について
ここではミッシーのアルバム作品や、噂、話題などについて取り上げます。
おすすめのアルバムTOP3は?
彼女のアルバムはいずれの作品も大ヒットを記録し、駄作なしの甲乙つけがたいものとなっています。ここではそんなラインナップの中から3枚、ご紹介します。
記念すべきデビューアルバム!『Supa Dupa Fly』
97年発表のミッシーの記念すべきデビューアルバム。
大ヒットデビューシングル「The Rain」の他、「Beep Me 911」、「Hit Em Wit Da Hee」、「Sock It To Me」などのヒットシングルを収録しています。
発売されるやいなや全米アルバムチャートで3位、R&Bアルバムチャートでは1位まで上昇し、彼女の名はたちまち有名になりました。
盟友ティンバランドや様々な豪華ゲストと作り上げたサウンドは、ビート、フロウ、ライム、ボーカル、どれをとっても革新的で、後のヒップホップシーンにも多大な影響を与えました。
飛躍の3rdアルバム!『Miss E…So Addictive』
2001年発売のミッシーの3枚目のアルバムです。
「Get Ur Freak On」、「One Minute Man」、「Take Away」、「4 My People」といったヒットシングル曲が収録され、日本語が織り込まれた「Get Ur Freak On」をはじめ日本でも話題をさらいました。
ミッシーとティンバランドのコンビが織りなす先鋭的なサウンドは、先の2枚のアルバムですでに有名な存在となっていましたが、この3rdアルバムではその楽曲の幅と表現の多様性が改めてシーンに衝撃を与えました。全米アルバムチャート2位、R&Bアルバムチャートで1位を記録しています。
華麗なる原点回帰!4thアルバム『Under Construction』
2002年に発表の4thアルバムは、彼女の最大のヒットにして最も評価を集める作品。シングル「Work It」の全米シングルチャート10週連続2位という記録も有名です。
例によってティンバランドプロデュースの作品が大半を占めますが、それまでの革新的、先鋭的な、独特のサウンドとは一線を引き、オールドスクール・ヒップホップへの原点回帰的な作風にて仕上げられています。リュダクリス、ジェイZ、ビヨンセ、50セントといった豪華ゲストと共に作り上げられた王道作品で、全米アルバムチャートで170万枚を売上げ、3位。R&Bアルバムチャートでも2位を記録しています。
ミッシーエリオットは結婚している?現在は?
そんなカリスマ女性ラッパーであるミッシーの私生活も気になるところではありますが、実は彼女は楽曲以外のプライベートについて、多くを明かしていません。
彼女の恋人だったとされる人物にはオリビア・ロンゴット、リル・キム、トリーナなど、女性も含めて何名か噂されてはいます。
また、2013年には後輩フィメールラッパーのシャラヤJと結婚したなどの報道もあったようですが、それについても明確ではありません。
また、2008年にはバセドウ病を患っていることをPeople誌に明かし健康面にも留意した生活を送っているようです。
しかし、彼女にはプライベートな事柄や、スキャンダルの力など借りなくともカリスマ的な楽曲とパフォーマンスがあります。
2019年には14年ぶりの新アルバム『Iconology』を発表。彼女の革新的な作品が後世に与えた影響力と、シーンにおける存在感は決して失われることはありません。
そんなカリスマ女性ラッパー、ミッシーエリオットの世界を改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
参考文献:
Missy Elliott / ミッシー・エリオット プロフィール | Warner Music Japan (wmg.jp)